長い間、赤かったお腹も、アレルギーを抑えるお薬ですっかり良くなり ました。現在、お薬は継続中ですが、ワンちゃんも飼い主さんも満足し て頂いております。 |
写真は貧血のワンちゃんのものです。 ハインツ小体性溶血性貧血を疑うものでした。○で囲まれた部分と稟告で診断しました。 原因は、タマネギの入った食事で、大量に食べてしまったために、発症してしまいました。 タマネギだけではなく、ネギやニラ、ニンニクもたくさん食べると貧血を起こすと言われています。 皆さん、ご注意を! |
高所より落下事故で来られたネコちゃんです。 来院時は全身打撲で、軽度のショック状態でし た。 下顎の骨折と脱臼、口蓋裂、胸腔内の出血を しているようでした。そこで、全身状態を回復さ せてから手術を計画。手術当日に、鎮静化で 下顎の状態を確認しました。 下顎の骨折は治ってきているので、経過観察 にしました。次に、下顎の脱臼に関しては、事 故翌日に口も開いてニャーニャーと声も出るの で、こちらも経過観察にしました。ただし、口蓋 裂は一部愈合はしていましたが、裂けているの で、この部分の手術となりました。 手術前は経鼻カテーテルで栄養管理をしてい たのですが、術後はパクパク自分で食べられ ます。 ネコちゃんも満足そうです。 |
お腹が腫れているとの事で来院された 症例です。○で囲まれた部分。 鼡径ヘルニアで腸管が腹腔内より出て きていました。 臨床症状はありませんでしたが、飼い 主さんとご相談の上、診察日当日に手 術となりました。 この子は、幸い、飼い主さんとのスキ ンシップにより、早期発見できたため、 腹腔内へ臓器の整復で済みました。 いつもと違うと感じたら、お近くの動物 病院さんで診察を受けてください。 |
長い間、アレルギーで苦労されていた子です。 来院時には、皮膚だけでなく、眼にも病変もありましたが、現在、 皮膚・眼とも状態は落ち着いています。ワンちゃんも内服は必要で すが、痒みが少なくなり、快調です。 |
13才のワンちゃんでした。 顔が腫れていたそうですが、来院時にはもう腫れは引いていました。 このような場合、歯石の奥に化膿病巣がある事が多いです。抜歯をして、きれいにする必要があります。 なお、腫瘍で顔が腫れるケースもありますので、気になる方は、お近くの動物病院でご相談してくださいね。 |
ネコちゃんが嘔吐をするとのことで、来院されました。経過から異物による腸閉塞を疑う様子だったので、緊急手術となりました。 左の写真上は閉塞部位、左の写真下は摘出した異物です。飼い主さんに異物を確認して頂いた所、そう言えば何か咬んでいたとの事でした。 ネコちゃんもこんなものも食べるんだなあと思った症例でした。 最近は、異物を食べた犬・猫の来院が多いです。様子を見ることなく、お近くの動物病院へご相談されることをお勧めします。 |
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腹部の出血斑です。 写真は自分の血小板が自分の免疫により破壊されて、内 出血をしていると思われる状態です。血小板数はほとんど なく、免疫介在性血小板減少症を疑うものでした。 飼い主さんの発見も早く、初期治療にも反応してくれたの で、もうすっかり元気です。死亡することもある病気なので、 いつもと違うと思われることがあれば、様子を見ることなく、 近くの動物病院さんに相談してくださいね。 |
処置前 手術終了後 |
ネコの口内炎です。 内科療法で維持されていましたが、飼い主さ んとご相談して、外科的処置を試してみること になりました。 処置後は、内服も無く、以前のようにパクパク 食事を食べるようになりました。 また、毛艶も良くなりました。 今回は上手く、飼い主さんもネコちゃんも満足 のいく結果となりました。 ネコの口内炎は難治性の場合があり、治療 に苦慮します。 |
左の写真は、耳をひどく痒がるとの事での来院された子の腹部面です。耳も汚れていましたが、アレルギーが基礎疾患として存在しているようなので、内服薬をお渡しして、経過をみてもらいました。 | |
左の写真は、内服2週間後です。 1週間後では耳をまだ気にするとのことでしたが、2週間後では耳を気にすることもなくなりました。皮膚が黒くなっている所も薄くなり、体全体の赤みも少なくなってきました。 すべてではありませんが、外耳炎もアレルギーをコントロールすることで良くなる事がありますよ。 |
昨年に胃捻転の手術をしたセントバーナードです。 発病が夜間でしたので、その日は応急処置をして、 翌日の手術となりました。現在は、鼓張症のための 内服と栄養管理です。飼い主さんの頑張りもあり、少 しずつ体重も戻ってきました。写真は元旦で、雪だる まと記念撮影です。 胃捻転は大型犬に多く、発症時刻は夜間から早朝 に多い気がしています。この病気は突然死をします ので、急にお腹がパンパンに腫れ、吐き気が見られ たら、かかりつけの動物病院さんか救急病院さんに 電話して対応してもらう必要があります。 |