上京どうぶつ病院

最近の症例より 2016


2016.9
上左の写真は痒みのある子犬さんで○の所が赤
く脱毛していました。他の部分も痒みと脱毛してい
る所があります。


検査をすると、上右の写真の寄生虫(毛包虫・ア
カラス)が見つかりました。

この寄生虫を駆除することで、痒がらなくなり、発
毛が始まります。


気になる症状があれば、かかりつけの動物病院
さんでご相談して下さいね。




2016.7


動画はかなり良くなった症例です。椎間板ヘルニアでグレードXでした。初
診時は両後躯麻痺の状態で来院されました。その時はまだ疼痛がある様
子。手術も検討してもらいましたが、諸事情により、内科療法で管理するこ
とになりました。飼い主さんとワンちゃんの努力により、鍼治療と内服薬
(漢方薬を含む)でここまで回復しました。これからまだまだ良くなると思い
ます。



2016.7

手術により摘出した膀胱結石
雌猫の膀胱結石でした。
食生活を見直さないと再発します。
これが大変です。
何でも食べる子ならいいのですが。。。



2016.6.


この子は初めはグレード1の疼痛のみで動けていましたが、急にグレード4
の両後躯麻痺となりました。この時は、年齢と病気の状況によりMRIの検
査と手術を検討していただきましたが、飼い主さんと検査機関との関係上、
数日待たなければならない状態でした。そこで、積極的な内科療法で状態
の維持・改善を期待して治療を行ったところ、段々と動けるようになりまし
た。この子に対しては、鍼灸療法を使わずに治療しました。動画は、ふらつ
きがありますが、今後、継続治療によりしっかりと歩けるようになると思いま
す。


私たちの病院では、鍼・お灸・漢方薬・自然療法薬を使用して、椎間板ヘル
ニアに対して内科療法を行っておりますが、病状や動物の性格等によって
は、いわゆる西洋医薬品のみを用いて積極的な内科療法で治療を行いま
す。

残念ながら、椎間板ヘルニアは、いろいろな治療(手術を含む)をしたけれ
ども、なかなか回復しない子、後遺症が残る子もいます。反対に、鍼治療を
行い、劇的に改善する子もいます。


お気軽にご相談して下さい。


2016.5
嘔吐せて、出てきた手袋です。
今回は上手く吐いてくれましたが、吐かない子もいます。
また、異物はレントゲンで分かるものと分からないものがあり、内視鏡で確認が必要となるケースもあります。
状況によっては別の動物病院さんでお願いすることがありますが、今回のケースはレントゲンで、エサとは違う怪しい影がみられたので、嘔吐させました。体の大きさからすると、飲み込むなんて、考えにくい大きさのものでした。吐いてくれてよかった、よかった。


2016.4
ひどい嘔吐の猫ちゃんの来院。
原因は異物による腸閉塞でした。遊んでいてついつい食べ
てしまったようです。
若い猫ちゃんを飼われている皆様は、特にご注意してくだ
さいね。


2016.1.
ネコの嘔吐での来院がありました。
ネコの嘔吐の原因として、胃腸炎・胆嚢炎・肝炎・膵炎といくつかの臓器で炎症が同時に起こることがあります。
写真は、院内検査で膵臓機能が正常か、あるいは膵炎を疑うかを調べることが出来る検査キットです。この結果のみで膵炎の確定診断は出来ないですが、正常ではないことが分かります。(この症例は膵炎併発と判断しました。)