上京どうぶつ病院











































治療案内2


オゾン療法
老齢性疾患、皮膚疾患(アトピー性皮膚炎・脂漏症・膿皮症など)、腫瘍の補助療法、椎間板ヘルニアなどの運動器疾患、各種感染症、アレルギー疾患、自己免疫疾患などが適応症例になります。ヒトの医療では、難治性の疾患、感染症、皮膚病、免疫不全、癌の補助療法、老人病、慢性リウマチ、アレルギーなどに有効性が示されています。

ところで、オゾンとは・・・
オゾンは分子式がO3で酸素原子が3つ結合した気体(ガス)です。そして、このオゾンガスは水中では数秒から数分、空気中でも数時間で分解して酸素に戻る不安定な物質です。
 
このオゾンの最大の特長は酸化力が強いことです。このため、ほとんどの有機化合物を酸化分解することができ、細菌やウイルスも分解して、抗菌、抗ウイルス作用を発揮します。

作用・原理
オゾンの生理作用は主にオゾンガスと血液とを反応することによる生成物(セカンドメッセンジャーによるもの)です。
○血行促進、酸素供給(NO、H2O2等の産生を促し、血管を広げて、血行を改善、酸素供給量の増加。)
○抗酸化酵素の抑制(SODを活性化。COX2の発現を抑制。)
○創傷治療促進作用(創傷組織の殺菌。酸素を供給して治癒促進。)
○免疫細胞活性化作用(インターフェロン、インターロイキン等サイトカインを放出。)など

方法
注腸法 肛門よりオゾンガスを注入します。
少量自家血療法 採血した血液とオゾンガスとを反応させ、これを皮下あるいは筋肉注射します。
大量自家血療法 採血した血液とオゾンガスとを反応させ、これを点滴で体に戻します。
皮下注射法 オゾンガスを皮下注射します。
経皮的療法 オゾン水・オゾン化オイルを患部に塗布します。

禁忌 甲状腺機能亢進症。グルコース-6-リン酸デヒドロゲナーゼ欠損症。

適応症例に対しての使用で、一般的な予防薬のワクチンなどと比べると、副作用の発現は非常に少ないです。